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カテゴリー: 全国大会

2012/03/29 実践経営学会第55回全国大会のご案内

「実践経営学会第55回全国大会のご案内」

実践経営学会第55回全国大会実行委員会
事務局長 増 山 正 紀(特定社会保険労務士)

陽春の候、会員各位におかれましては、ますますご清祥のことと存じます。かねてより九州勢会員は、実践経営学会会の大会を福岡県・久留米で開催させていただきたいと考えておりましたが、平野文彦会長のご理解のもと、いよいよ開催の運びとなりました。
久留米は人口302,000人、福岡市、北九州市に次いで福岡県第3位の人口を擁しています。古くは有馬21万石城下町として、現在では筑後地方の中心として栄えています。タイヤで有名なブリヂストンの創業の地でもあり、製造業も数多く存在します。
ここで久留米を「4つの魅力」に分けてご紹介いたします。
一つは“四季の自然を満喫できるまち”。
季節の移ろいや見る場所で異なる姿を見せる九州の大河・筑後川。そして雄大に連なる耳納連山や広大な野といった豊かな自然に恵まれ、春は色鮮やかな久留米つつじ、夏は日差しに映えるアジサイ、秋は土手一面に広がるコスモス、冬は凛と咲く久留米つばきと、四季折々の「水と緑と花」の表情を見せてくれます。
二つ目は“食通も大満足なグルメのまち”。
久留米は「とんこつラーメン」発祥の地。有名なラーメン各店がオリジナルな味の競演をしています。他にも「久留米焼き鳥」や「筑後うどん」など、ご当地グルメが多数存在します。また久留米には現在17の蔵元があり全国第2位の酒どころとして風味豊かな久留米生まれの日本酒も酒好きにはたまらない魅力となっています。久留米人のざっくばらんで気さくな気質や商人としての誇りは数多くの名店を生み出し、それぞれの店が独自の美味しさを競い合っています。久留米市は今『ほとめき(ご馳走する)のまち』のイメージとしても売り出しをしています。
三つ目は“文化芸術が香るまち”。
芸術家・芸能人を数多く輩出するまち久留米。日本の近代洋画を築いた青木 繁(代表作「海の幸」等)、坂本繁二郎(代表作「放牧三馬」等)、古賀春江(ブリヂストン創業者の石橋正二郎が寄贈した久留米石橋美術館に彼らの作品が展示されています)。近代筝曲の祖・諸田賢順。昭和音楽史に欠かせない中村八大。詩人であり医師でもあった丸山 豊。第一線で活躍する久留米出身の芸能人は数知れず(松田聖子、チェッカーズの藤井フミヤ、石橋 凌、田中麗奈等など)。直木賞作家の葉室 麟。こうした多くの芸術家等は久留米の自然や暮らしの中で感性を磨き、育んできました。久留米人の進取の気性、独創性は豊かな大地からの恵みの一つといえます。
四つ目は“匠の技が光るまち”。
久留米の代表的な伝統工芸、久留米絣は井上 伝という名の13歳の少女の手から生まれました。着物をほどき、1本1本糸を調べ「加寿利」(後の久留米絣)を生み出します。そして彼女と久留米絣の発展を支えたのが、からくり儀右衛門とも東洋のエジソンとも言われた東芝の創始者田中久重です。彼らを祖とするものづくりの精神は、伝統工芸や近代のゴム産業、バイオテクノロジーを駆使した次世代産業にも受け継がれています。それに最近ではソフトバンク社長、孫正義氏を輩出した地域でもあります。
それから久留米の近隣には水郷柳川、八女茶(玉露の里 星野も含めて)の里である八女があり、温泉も多数存在するなど観光名所にも恵まれております。
以上、久留米を「4つの魅力」等でご紹介をしてみましたが、これに8月上旬はくるめ夏祭りが重なり合い、地元のエネルギーが最高潮に達する時でもあります。この時期に大会を実施することにより一生の思い出に残るようなイベント実現を目指していきたいと思います。

大会初日の8月3日(金)はまず企業((株)筑水キャニコム)訪問からスタートします。この会社は“ものづくりは演歌なんだよね!浪花節なんだよね!義理と人情をおとどけします”というトップメッセージを発して世界へ羽ばたく地元を代表する中小企業です。4日(土)は(株)ベストアメニティという地元で伸び盛り優秀企業(社員グループ企業含め500人)のまさに異色の経営者の方をお招きして地元に根付いた経営について迫力ある話を熱く語っていただく計画です。多くの会員の方々にお聞きいただきたいと思います。またとない貴重な機会です。翌5日(日)は会員の研究発表や地元リーダーとの議論の場を設定し、当日夜行われる西日本一の花火大会見物にご案内したいと考えております。久留米のあふれるパワーや魅力等をしっかり感じていただけるぜいたくな3日間です。
実践経営学会第55回全国大会は以上のような内容で久留米大学(御井キャンパス)をメイン会場として開催いたします。
昨年3月12日より九州新幹線が全線開通し、ますます便利になっております。また大会時の久留米は夏祭り一色となります。九州の有志が総力をあげておもてなしをしたいと考えております。会員のみなさんには、まずはこの時点で日程に組み込んでいただけますようご案内申し上げます。
詳細な大会プログラムは5月半ばには発送したいと考えております。
皆様の積極的なご参加をお待ちしております。

平成24年 3月 29日
実践経営学会第55回全国大会実行委員
実行委員長     伊佐 淳    実行委員会事務局長 増山 正紀
柿本義一(九州支部事務局長(久留米))、柳  純(福岡女子短大)、須川一幸(㈱地域振興研究所所長(大宰府)、菊次真由美(特定社会保険労務士(柳川)、宮脇敏哉(新潟経営大学)

2012/03/29 第55回全国大会:実行委員長の言葉

「第55回全国大会:実行委員長の言葉」

実践経営学会第55回全国大会のご案内
統 一 論 題

グローカリゼーションにみる実践経営の新地平
~祭りと実践経営~

大会実行委員長  伊佐 淳(久留米大学経済学部教授)

2012年3月29日

 昨年、本学会の平野文彦会長から「“小売業は祭りの世界”という話を聞いているが、これは実践経営の世界に広く通用する真理の一つかもしれない。この学会の場で議論する機会はないものか」と問いかけられました。地域経済社会論を研究の出発点としている私は、なるほど、地域活性化の担い手たる地域企業の経営者と祭りとの間には関係がありそうだと、直感しました。
私見では、人々は祭りを通じて、地域における助け合い(共助)や地縁を再認識し、そこから地域文化を継承しつつ、地域に根ざした絆やもやい結びを意識するのではないかと思われます。一方で、グローバル化の影響をますます受けるようになってきた地域企業にとって、地域の人々や文化やさまざまな資源に根ざした「グローカリゼーション(glocalization)」の考え方が重要度を増してきていると言えます。また、個々の企業経営の面から見ても、祭りから見出せるものは、極めて大きいといえるのではないでしょうか。祭りの運営過程(企画・検討・実施・反省)は、企業経営でいうPDCAサイクルにあたるでしょうし、祭りの参加者・関係者のモチベーションの維持・向上と企業経営のそれとの共通するものもありそうです。成功する祭りの本質を考えることで、企業経営の本質に迫ることができるかもしれません。
そこで、記念すべき第55回大会を久留米で開催し、その議論の場を提供することにいたしました。会員の皆様の自由闊達なご議論の展開を期待しております(大会の回数もGo Go と読めます)。因みに、実行委員を買って出られた会員諸氏は、皆さんお祭り好きな方々なのだろうと思います。
実行委員会では、統一論題の議論のために3本の柱を立てました。第1の柱は、初日のエクスカーションです。統一論題のテーマを考えるにふさわしいユニークな経営の現場を訪ね、経営者の企業経営に対する考え方(“ものづくりは演歌だ”など)や手法をうかがいます。第2の柱は、2日目の特別講演です。社長自ら農林漁業の現場へ飛び込み、地元生産者とネットワークを構築していくことで、関係者全てが“Win-Win”の関係になるような仕組み作りを実践されています。まさに“経営は祭りだ”を地で行くように、自社事業を繁栄に導いておられる地元の異色経営者の講演です。お二人の経営者共に筑後地域(久留米市を中心とした福岡県南部)の地域産業である第1次産業を軸に据えた「グローカル経営」を実践されていることが共通点となっています。そして第3の柱は、伝統ある久留米市の一大イベント「第41回水の祭典・久留米まつり」(毎年8月3~5日に開催)です。市中心部の明治通りや六角堂広場で市民あげて行われるマーチングやストリート・パフォーマンス、「1万人のそろばん総踊り」など、さまざまなイベントが繰り広げられます。祭りの締めくくりは、西日本最大級といわれる「筑後川花火大会」です。実行委員がご堪能いただける場所へご案内いたします。そのためには大会3日目・8月5日(日)の夜も久留米にご宿泊いただかなければなりませんが、それだけの価値は十分にあるはずです。今からならリーズナブルなホテルの予約も可能です。また、昨年の3月12日に九州新幹線が全線開通となりました。広島以西であれば、花火を見てからでも帰ることができます。是非、会員お一人お一人の目で、耳で、そして心で感じ取っていただきたいと思います。
これまでとはずいぶん雰囲気の異なった大会になりそうですが、多くの会員にお集まりいただき、実践経営学会の名にふさわしく、実践の場から多くのことを学び合う大会にしたいと考えております。

大会実行委員一同、心よりお待ち申し上げております。

2011/08/08 全国大会への参加お申し込みはお済みですか

「全国大会への参加お申し込みはお済みですか」

すでにプログラムをお届けしております通り、9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)の三日間、東京・高田馬場の東京富士大学にて第54回全国大会を開催すべく、大会実行委員会では鋭意、準備を進めております。

大会は経営研究の報告の場であるだけでなく、一年に一度、会員の多くが顔を合わせて、様々な情報を交換し合い、相互に啓発を得、懇親を深める場でもあります。

参加・不参加にかかわらず、すべての会員に、同送しました『参加・不参加連絡票』のFAX返信をお願いいたしております。まだ送りいただいていない方からのご連絡をお待ちいたしております。

大会におきまして多くの会員の方々とお会いできますことを、大会実行委員一同、楽しみにいたしております。

 2011年8月5日

2011/07/01 第54回全国大会のプログラムはまもなく届きます

「第54回全国大会のプログラムはまもなく届きます」

まもなく「第54回大会のプログラム」、「参加・不参加連絡書」などが届けられます。

会場は東京・高田馬場の東京富士大学。会期は9月30日(金)、10月1日(土)、2日(日)の三日間。初日は15時から企業見学。二日目午後の統一論題では『ハイ・クライシスの先にある実践経営の新地平 ― 経営システムの革新を問う~』。この社会には、本当は危険だらけなのに、それによる被害を想定することなく、今日の平穏が、あたかも明日も続くかのような、そんな根拠のない経営の日常を追い求めてはいないだろうか。研究者も、そのようなクライシスをほとんど意識することなく理論構築に向かっていないだろうか。東日本大震災を経て、今、これまでの経営学はどう軌道修正されなければならないのだろうか。

 「不参加」を決め込む理由はいくらでもあるものですが、学問にとっては、それぞれの真価が問われています。後期の講義を、半年以上も昔に提出したシラバスに沿って、何の変化もなく進めるわけにはいきません。普段の経験や社会観察から、どんなことでもいい、“命ある人間としての気づき”を持って参加しようではありませんか。

 今から日程に組み込んでおきましょう。

(実践経営学会会長 平 野 文 彦)

2011/07/01 第54回全国大会報告者の方へ -論文執筆要項

「第54回全国大会報告者の方へ -論文執筆要項」

第54回全国大会報告者の方へ -論文執筆要項

 本学会では、簡単なレジュメ(要約)を配布しての報告は認められておりません。全国大会での報告にあたっては大会報告論文集『実践経営学研究3』に論文を掲載しなければなりません。その「執筆要項」を掲げておきますので、これに従ってご執筆ください。

(実践経営学会本部事務局)

2011年6月

全国大会報告者各位

実践経営学会第54回全国大会

報告論文集『実践経営学研究3』原稿作成のお願い

第54回全国大会実行委員長

 小坂善治郎

実践経営学会第54回全国大会(9月30日~10月2日:東京富士大学)における自由論題報告をお申込みいただきありがとうございました。

本学会では、学会当日の研究報告を前に、いわゆるレジュメ(概要)の作成・配布は行わず、各自のフル・ペーパー論文を収録した報告論文集『実践経営学研究』を編集し、配布しております。つきましては本年度発行の『実践経営学研究[3]』の執筆要項並びに提出方法をお届けいたしましたので、これにしたがって報告原稿をご提出くださいますようお願い申し上げます。

なお、提出期限までに原稿が届かない場合には、本誌への収録ができなくなるとともに、同時に作成を進めておりますプログラムに掲載されていても、当日の報告をご遠慮いただくことになっております。さらに次年度における全国大会での報告も制約を受けることになります。どうぞご注意ください。

1.執筆要領

(1)文字数  : 40字×40行(A4横書き)

(2)枚 数  : 7頁以上、8頁以内(図表、注、参考文献等を含む)

(3)1頁目のレイアウト:

1ページ目先頭に以下の項目を明記し、□で囲む。

①論題名(メイン・タイトル) 和文14ポイント(明朝体)

英文半角10.5ポイント(Century)

②副題(サブ・タイトル)を付ける場合

   和文12ポイント(明朝体)

英文半角10.0ポイント(Century)

③所属、氏名         和文11ポイント(明朝体)

英文半角10.5ポイント(Century)

1行に入らない場合はポイントを下げて調整する。2行になっても可。

(4)論文本文

①はじめに(緒言、など)、2.・・・、3.・・・、項は、(1)、(2)、(3)・・・で統一します。

② 頁番号を「ページ下中央」につける。

最後に示した【記載例】をご参照ください。

2.提出方法

 印刷(プリント・アウト)した完成原稿を下記宛に郵送してください

〒161-8556 東京都新宿区下落合1-7-7

  東京富士大学  小坂善治郎研究室内

実践経営学会 第54回全国大会実行委員会事務局  宛

 「自由論題論文在中」と赤字で明記ください

提出いただいた原稿を、ページ番号を振り替えるだけで、そのまま印刷いたします。

3.提出期限

2011年7月20日(水) 必着厳守

(すでにHP並びに『会報』で知らせしてある通りとさせていただきます)

※以上に関するお問い合わせは、E-mail  jsam.tokyofuji@gmail.com

Fax 03-3368-2354  但し、できるだけE-mailでお願いいたします)

4.その他

全国大会での報告が認められるためには、学会本部より、次の資格条件を満たしていることが求められています。

①会員であること。非会員との共同報告は認めておりません。

過年度ならびに本年度の年度会費に未納がないこと

学会の運営上、ご理解とご協力をお願いいたします。

本件についてご不明の点がありましたら、実践経営学会本部事務局に

メールにてお問い合わせください。 jsam.headoffice@gmail.com

【記載例】

戦略的人材育成の課題

Problems of Strategic Human Resource Development

 

東京富士大学             小 坂 善 治 郎

TOKYO FUJI  UNIVERSITY             Zenjiro Kosaka

1.はじめに

  サービス産業は・・・・・

2.サービス企業特有の経営問題の構造的フレームワーク

 (1)一般の経営問題とサービス企業特有の経営問題

 (2) ○○○・・・・・

以上